安倍前総理が国会招致に応じるようだ。ただし、「非公開」で「議院運営委員会理事会」ということらしい。「議運」なのは「(桜を見る会)前夜祭を巡る質疑は多くの委員会で行われており、国会の運営を所管する議運委で一括して過去の答弁を修正・訂正するのが望ましいとの判断」があり、「理事会」なのは「議運委の理事会は通常、少人数・非公開で行われるため、「安倍氏も受け入れやすい」との理由」と報じられている(読売新聞)。
なぜ非公開なのか。安倍氏は予算委員会や本会議など「公開の場」で、少なくとも30回以上「補塡は一切ない」などと説明してきた。その「虚偽答弁」を「修正・訂正」するのならば、やはり「公開の場」であるべきだ。国民にむけて「ウソ」を言ってきたのだから、国民に直接説明すべきだ。「受け入れやすい」かどうか安倍氏の都合は関係ない。
安倍氏は、予算委員会での質疑に応じ、TV中継の下、少なくとも国民に謝罪すべきではないか。また、補填に使った800万円の出どころはどこなのかも説明すべきだろう。
「非公開」で行えば、単にコロナの感染拡大を招いた「失政」から目をそらすため、ということになる。安倍氏だけではなく菅総理の姿勢も問われている。